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地震でモルタル壁にヒビ・亀裂が入ったら?自分でできる補修方法と注意点

地震のあと、自宅の外壁を確認してみると、

「モルタル壁に細いヒビが入っている…」

「雨が降る前に自分で補修した方がいい?」

「ホームセンターの補修材でも直せる?」

と心配になる方も多いのではないでしょうか。

モルタル外壁は地震の揺れによってひび割れ(クラック)が発生することがあります。

細く表面的なひび割れであれば、ご自身で応急的な補修ができる場合もあります。

しかし、地震後に発生した大きな亀裂やモルタルの浮き・剥がれを、すべてDIYで補修してよいわけではありません。

ひび割れの状態によっては、外壁表面だけではなく下地や建物自体が影響を受けている可能性があるためです。

今回は、地震でモルタル外壁にひび割れが発生したときの見分け方と、自分でできる範囲の応急補修方法を順番に解説します。

熊本市南区・熊本市中央区・熊本市東区・熊本市西区・熊本市北区、宇土市・宇城市・合志市・菊陽町にお住まいの方は、地震後の住宅チェックの参考にしてください。


まず重要!補修する前に写真を撮ってください

地震後のひび割れを見つけても、すぐに補修材で埋めないようにしましょう。

最初に「補修前の状態」を写真で残すことが大切です。

撮影するときは、次のような写真を残しておくと分かりやすくなります。

  • 建物全体が分かる写真
  • ひび割れがある壁面全体の写真
  • ひび割れ部分のアップ写真
  • ひび割れの長さが分かる写真
  • 定規などを添えて幅が分かる写真

写真を残しておけば、ひび割れがその後広がっているか比較することもできます。

罹災証明や保険会社への相談を検討している場合も、修理前の状態を記録してから補修することをおすすめします。


モルタル外壁のひび割れは全部同じではありません

モルタル外壁に発生するひび割れは、大きさや深さによって状態が異なります。

① ヘアークラック

髪の毛のように細い、表面的なひび割れです。

塗膜やモルタル表面だけに発生している場合もあり、比較的軽微なケースがあります。

② 幅のあるひび割れ

目で見て明らかに隙間が分かるようなひび割れです。

地震によってモルタルそのものが動いている可能性があるため注意が必要です。

③ 深い亀裂・大きなひび割れ

モルタルの奥まで達しているような亀裂や、斜め方向に大きく伸びているひび割れです。

このような場合はDIYで表面だけ埋めず、専門家に確認してもらうことをおすすめします。


「0.3mm」がひとつの確認目安

国土交通省が公表している「木造住宅の地震後の安全チェック」では、モルタルなどの塗り壁について、幅0.3mm未満のひび割れと、幅0.3mm以上のひび割れ・剥がれを分けて確認する方法が示されています。

ただし、0.3mm未満なら必ず安全、0.3mm以上なら必ず危険という意味ではありません。

ひび割れの長さ・深さ・方向・発生場所や、建物全体の状態を合わせて判断する必要があります。


自分で補修してもよいのはどんなヒビ?

DIYでの補修を検討できるのは、基本的に地上から安全に作業できる軽微なひび割れです。

症状 対応の目安
髪の毛程度の細いヒビ 状態を記録して経過観察・軽微な補修を検討
幅0.3mm未満の細いヒビ 状態によってDIYで応急補修できる場合あり
幅0.3mm以上のヒビ 専門家への相談を推奨
モルタルが浮いている DIY補修は避ける
モルタルが剥がれている 専門家へ相談
雨漏りしている 専門家へ相談
窓やドアも開閉しにくい 建物全体の確認を推奨

自分でできるモルタル外壁のひび割れ補修【基本手順】

ここからは、地上から安全に作業できる軽微なひび割れを応急的に補修する場合の基本的な流れをご紹介します。

STEP1|ひび割れの状態を確認・撮影する

補修前に、ひび割れの幅・長さ・場所を確認します。

定規などを添えて写真を撮り、補修前の状態を記録しておきましょう。

この時点で大きな亀裂やモルタルの浮きが確認できた場合は、自分で補修せず専門家へ相談してください。


STEP2|ひび割れ周辺を清掃する

ひび割れ周辺にホコリ・砂・汚れ・剥がれかけた塗膜などがあると、補修材が密着しにくくなります。

ブラシなどを使って、ひび割れ周辺をきれいに清掃します。

強く削ったり、無理にひび割れを広げたりする必要はありません。


STEP3|周囲をマスキングする

補修材が周囲の外壁へ広がらないよう、ひび割れの両側へマスキングテープを貼ります。

ひび割れに沿って貼っておくと、仕上がりもきれいになります。


STEP4|外壁用の補修材を充填する

モルタル外壁に使用できる外壁用の補修材を使用します。

商品によって使用方法が異なるため、必ずメーカーが指定している用途・施工方法・乾燥時間を確認してください。

ひび割れ部分へ補修材を充填し、隙間が残らないように施工します。

浴室用など用途の異なるシーリング材を、とりあえず外壁へ使用するのはおすすめできません。

後から外壁塗装を行う場合、使用した材料によっては塗料が密着しにくくなることがあります。


STEP5|ヘラで表面を整える

補修材を入れたら、ヘラなどを使って表面を整えます。

補修材を盛りすぎると補修跡が目立つため、周囲の外壁となじむように仕上げます。


STEP6|マスキングテープを剥がす

使用する補修材の施工方法に従って、適切なタイミングでマスキングテープを剥がします。

完全に硬化してから剥がすと、補修材まで一緒に剥がれてしまう場合があります。


STEP7|十分に乾燥・硬化させる

補修後はメーカー指定の時間、しっかり乾燥・硬化させます。

雨の直前や外壁が濡れている状態では施工せず、天候も確認して作業しましょう。


STEP8|補修後の状態も写真に残す

補修が完了したら、施工後の写真も撮影しておきましょう。

「補修前 → 補修中 → 補修後」の写真を残しておくと、その後の点検時にも状態を確認しやすくなります。


大きな亀裂は「シーリングを塗るだけ」では直らないことがあります

ここは非常に重要です。

大きなひび割れに対して、ホームセンターで購入したシーリング材を表面から塗って終わりにしてしまうと、一時的に隠れても再び割れる可能性があります。

専門的なモルタル外壁の改修では、状態に応じて、

  • 樹脂注入
  • ひび割れ部分の処理
  • モルタルの撤去・補修
  • 欠損部の補修
  • 浮き部分の補修
  • 補修後の外壁塗装

などを組み合わせます。

つまり、「ひびを埋める=修理完了」ではありません。


こんなひび割れはDIYせず専門家へ

次のような症状がある場合は、ご自身で補修せず専門家へ相談してください。

  • 幅0.3mm以上のひび割れがある
  • ひび割れが長く伸びている
  • 窓の角から大きな斜めの亀裂がある
  • 同じ場所に何本もひび割れがある
  • モルタルが浮いている
  • 外壁を触ると動く
  • モルタルが剥がれ落ちている
  • ひび割れから雨水が入っている
  • ひび割れから錆汁が出ている
  • 室内側にもひび割れがある
  • 基礎にも大きなひび割れがある
  • 地震後に窓やドアが開閉しにくくなった

特に「ひび割れ+浮き」「ひび割れ+雨漏り」「ひび割れ+建具の異常」など、複数の症状が出ている場合は注意しましょう。


モルタルが浮いている場合は触らないでください

地震によってモルタルが下地から浮いている場合、剥落する危険があります。

見た目では小さなひび割れでも、その周囲まで浮いているケースがあります。

特に2階部分や玄関・通路の上など、人が通る場所のモルタルが浮いている場合は、真下へ近づかないようにしてください。

「剥がれそうだから自分で取ってしまおう」と無理に触るのも危険です。


2階のひび割れを脚立で補修するのはNG

地震後は余震が発生する可能性があります。

外壁補修のために高い脚立へ上った状態で余震が発生すると、転落事故につながる恐れがあります。

DIYで行う場合でも、地上から安全に手が届く範囲だけにしてください。

2階部分や高所のひび割れは、専門業者へ依頼しましょう。


補修したら終わりではなく、その後の経過確認も大切

地震によるひび割れの場合、一度補修しても再び同じ場所が割れることがあります。

補修後も定期的に確認し、

  • 同じ場所が再び割れていないか
  • ひび割れが別の場所へ伸びていないか
  • モルタルが浮いていないか
  • 雨漏りが発生していないか

をチェックしましょう。

短期間で再び割れる場合は、表面だけではなく下地や建物の動きが原因になっている可能性があります。


まとめ|小さなヒビは応急補修、大きな亀裂はまず点検

地震後にモルタル外壁へひび割れが発生しても、すべてのひび割れが危険というわけではありません。

地上から安全に作業できる軽微なひび割れであれば、外壁用補修材を使って応急的に補修できる場合があります。

基本的な流れは、

① 補修前の写真を撮る

② ひび割れ周辺を清掃

③ マスキング

④ 外壁用補修材を充填

⑤ ヘラで仕上げる

⑥ マスキングを撤去

⑦ 乾燥・硬化

⑧ 補修後の写真を撮る

となります。

一方、幅の大きな亀裂、モルタルの浮き・剥がれ、雨漏りなどがある場合は、表面を補修するだけでは解決できない可能性があります。

「自分で直せるか分からない」と感じるひび割れは、補修する前に専門家へ確認してもらうことをおすすめします。


よくある質問(FAQ)

Q. 0.3mm以下なら必ず自分で補修して大丈夫ですか?

いいえ。0.3mmは状態を確認する一つの目安であり、安全性を決める基準ではありません。ひび割れの場所・長さ・深さや、地震後に発生したほかの症状も含めて判断する必要があります。

Q. シーリング材をそのままヒビに塗ってもいいですか?

材料によっては使用できますが、外壁材やその後に使用する塗料との相性があります。必ずモルタル外壁への使用が可能か確認してください。

Q. 補修したところだけ色が変わってしまいました。

補修材と既存外壁では色や質感が異なるため、補修跡が目立つことがあります。美観まで回復させる場合は、補修後に塗装が必要になることがあります。

Q. 地震後に急に大きな亀裂が入りました。シーリングで埋めれば大丈夫ですか?

大きな亀裂は、表面をシーリング材で埋めるだけでは適切な補修にならない場合があります。モルタル内部や下地、建物自体の状態を確認してから補修方法を決めることをおすすめします。


熊本で地震後のモルタル外壁が気になる方へ

スターペイント熊本南ショールームでは、熊本市南区・熊本市中央区・熊本市東区・熊本市西区・熊本市北区、宇土市・宇城市・合志市・菊陽町を中心に、地震後の屋根・外壁点検を行っております。

モルタル外壁のひび割れについても、ひび割れの幅や状態、周囲の浮き・剥がれなどを確認し、写真付き診断報告書で現在の状態を分かりやすくご説明します。

「自分で補修しても大丈夫なヒビなのか分からない」「地震でできた亀裂が心配」「補修だけで済むのか、塗装まで必要なのか知りたい」という方も、お気軽にスターペイント熊本南ショールームまでご相談ください。

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