「うちの外壁は大丈夫?」地震後によくある質問Q&A|ひび割れ・シーリング・点検の疑問を解説
令和8年(2026年)7月28日に熊本で地震が発生して以降、
「外壁にひび割れがあるけど大丈夫?」
「このひび割れは地震でできたもの?」
「小さなひびでも補修した方がいい?」
「見た目に異常がなければ点検しなくても大丈夫?」
といった住宅に関する不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
地震による住宅被害というと屋根瓦のズレや落下をイメージしやすいですが、外壁・シーリング・基礎・窓まわりなどにも影響が出ることがあります。
国土交通省の「木造住宅の地震後の安全チェック」でも、外壁についてサイディングの割れ・目地のずれ、モルタル外壁のひび割れなどが確認項目とされています。
今回は、地震後にお客様からよくいただく外壁についての疑問をQ&A形式でわかりやすく解説します。
熊本市南区・熊本市中央区・熊本市東区・熊本市西区・熊本市北区、宇土市・宇城市・合志市・菊陽町にお住まいの方は、ご自宅を確認するときの参考にしてください。
Q1. 地震のあと外壁にひび割れを見つけました。大丈夫ですか?
A. ひび割れの大きさ・場所・入り方によって判断が異なります。
地震後にひび割れを見つけても、すべてが建物の構造に問題があるというわけではありません。
塗膜だけに発生している細かなひび割れや、以前からあった経年劣化によるひび割れの場合もあります。
一方で、地震によって外壁材そのものが割れていたり、建物の動きによって大きなひび割れが発生していたりする可能性もあります。
国土交通省の地震後の安全チェックでは、モルタル等の外壁について幅0.3mm未満のひび割れと、幅0.3mm以上のひび割れや剥がれを分けて確認する方法が示されています。
0.3mmという数字だけで補修の要否や建物の安全性を決められるわけではありませんが、一つの確認材料になります。
Q2. 髪の毛くらいの細いひび割れなら放置しても大丈夫?
A. すぐに大規模な修理が必要とは限りませんが、地震後にできたものなら記録して経過を確認しましょう。
髪の毛ほどの細いひび割れは「ヘアークラック」と呼ばれ、塗膜やモルタル表面に発生することがあります。
細いひび割れだからといって、すぐに雨漏りするとは限りません。
ただし、
- ・地震前にはなかった
- ・少しずつ幅が広がっている
- ・同じ場所から何度も割れる
- ・複数箇所に集中して発生している
といった場合は、一度専門家に確認してもらうことをおすすめします。
写真を撮影し、日付と一緒に保存しておくと、その後ひび割れが広がっていないか比較しやすくなります。
Q3. 窓の角から斜めにひび割れています。危険ですか?
A. 窓やドアなどの開口部周辺はひび割れが発生しやすい場所ですが、地震後に新しく発生した場合は確認をおすすめします。
窓や玄関などの四隅には力が集中しやすく、斜め方向のひび割れが発生することがあります。
特に、
- ・地震後に突然できた
- ・ひび割れの幅が大きい
- ・外壁だけでなく室内側にもひびがある
- ・窓やドアが開閉しにくくなった
といった症状が同時にある場合は、外壁表面だけの問題ではない可能性も考え、専門家による確認をおすすめします。
Q4. サイディング外壁の目地がズレています。地震の影響ですか?
A. 地震の揺れによってサイディングや目地部分に動きが生じることがあります。
サイディング外壁は、外壁材と外壁材の間にシーリングが施工されています。
地震によって建物が大きく揺れると、外壁材にも力が加わり、
- ・サイディングのズレ
- ・目地の開き
- ・シーリングの破断
- ・外壁材の割れ
などが発生することがあります。
国土交通省の地震後の安全チェックでも、横張りサイディングについて目地の細かな開き・ずれ、外壁材の割れ、目地の大きなずれなどが確認項目とされています。
Q5. シーリングが切れているだけなら大丈夫?
A. シーリングの破断部分から雨水が入り込む可能性があるため、放置はおすすめできません。
シーリングには、外壁材同士の動きを吸収するとともに、目地から雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。
地震の揺れによってシーリングが引っ張られると、切れたり外壁材との接着面が剥がれたりすることがあります。
ただし、シーリングが切れているからといって、必ず地震が原因とは限りません。
紫外線や経年劣化でも同様の症状が発生するため、周辺の状態も含めて確認することが重要です。
Q6. 外壁が浮いているように見えます。触って確認してもいい?
A. 落下の危険がある場合は、むやみに触らないでください。
モルタル・タイルなどの外壁では、地震の影響によって浮き・ひび割れ・剥離が発生することがあります。
国土交通省の点検資料でも、外壁について剥落のおそれがあるひび割れ・浮き・損傷などが確認項目とされています。
特に2階部分など高い位置の外壁が浮いている場合は、落下すると大変危険です。
外壁の真下へ近づかず、専門業者へ相談してください。
Q7. 外壁にひび割れがなければ家は大丈夫?
A. 外壁に異常がないだけでは、住宅全体に問題がないとは判断できません。
地震後は外壁だけではなく、次のような場所も確認しておきましょう。
- ・屋根瓦・棟瓦
- ・基礎
- ・シーリング
- ・雨樋
- ・ベランダ・バルコニー
- ・窓・サッシ
- ・室内の壁・天井
- ・ドアの開閉状態
国土交通省も、一般の方が地震後の木造住宅を確認する際には、傾きや外壁・内壁など複数の項目を確認する方法を案内しています。
Q8. 地震のあと窓が閉まりにくくなりました。外壁と関係ありますか?
A. サッシだけの不具合の場合もありますが、建物の変形などが影響している可能性もあります。
地震後に突然、
- ・窓が開けにくい
- ・鍵が掛かりにくい
- ・玄関ドアが擦れる
- ・サッシ周辺に隙間ができた
といった症状が出た場合は注意しましょう。
特に外壁や基礎のひび割れも同時に発生している場合は、窓だけを調整して終わらせず、建物全体を確認することをおすすめします。
Q9. 地震前からあったひび割れか分かりません。どうしたらいい?
A. まず現在の状態を写真に残しておきましょう。
地震後に初めて気付いた場合、地震によって発生したものなのか、以前からあった経年劣化なのかを見た目だけで判断するのは難しいことがあります。
過去に撮影した住宅の写真や、以前の点検報告書、施工写真などがあれば比較してみましょう。
現在の状態についても、全体写真とひび割れ部分のアップ写真を残しておくことをおすすめします。
熊本市では、令和8年熊本地震による住家被害について、申請に基づく被害認定調査と「り災証明書」の発行を行っています。被害を受けた可能性がある場合は、修理前の記録を残しておくことも大切です。
Q10. ひび割れを自分でシーリング材で埋めてもいい?
A. 地震後のひび割れは、原因を確認する前に補修してしまわない方がよいケースがあります。
ホームセンターなどでシーリング材を購入できますが、ひび割れを表面だけ埋めても原因が解決していなければ再び割れることがあります。
また、使用する材料を間違えると、その後の外壁塗装に影響する場合もあります。
さらに、り災証明などの手続きを検討している場合は、修理する前に被害状況を写真で記録しておきましょう。
Q11. 地震後すぐに外壁塗装をした方がいいですか?
A. 地震があったからといって、すべての住宅ですぐ外壁塗装が必要になるわけではありません。
まず必要なのは「塗ること」ではなく「現在の状態を確認すること」です。
点検した結果、塗膜には問題がなく部分補修だけで済む場合もあります。
反対に、築年数が経過しており、地震によるひび割れと外壁全体の経年劣化が重なっている場合は、補修と外壁塗装を同時に行った方がよいケースもあります。
Q12. 外壁の点検では何を確認するの?
地震後の外壁点検では、見た目だけではなく複数の箇所を確認します。
- ・外壁のひび割れ
- ・サイディングの割れ・ズレ
- ・外壁の浮き・反り
- ・シーリングの破断
- ・窓まわりのひび割れ
- ・塗膜の剥がれ
- ・雨水が入りそうな箇所
- ・基礎のひび割れ
国土交通省も、地震後に壁面へひび割れや膨れなどの異常が認められる場合には、外壁の臨時診断を行う考え方を示しています。
Q13. どんな症状なら早めに専門家へ相談した方がいい?
次のような症状がある場合は、早めの確認をおすすめします。
- 地震後に大きなひび割れができた
- ひび割れが日に日に広がっている
- 外壁材が割れている・ズレている
- 外壁が浮いて落ちそうになっている
- シーリングが大きく切れている
- 基礎にもひび割れがある
- 窓やドアが突然閉まりにくくなった
- 雨漏りが始まった
- 建物が傾いているように感じる
外壁のひび割れは経年劣化による場合もありますが、建物の強度に影響するケースもあるため、見た目だけで判断しないことが大切です。
地震後、自分で確認するときのチェックポイント
安全な範囲で、ご自宅の周囲を一周して確認してみましょう。
□ 地震前にはなかったひび割れがないか
□ 窓の四隅から斜めのひび割れが出ていないか
□ サイディングが割れていないか
□ 外壁材がズレていないか
□ シーリングが切れていないか
□ 外壁が浮いたり剥がれたりしていないか
□ 基礎に新しいひび割れがないか
□ 窓や玄関ドアが正常に開閉できるか
□ 室内の壁にもひび割れがないか
□ 雨漏りや水染みがないか
異常を見つけた場合は、まず写真を撮影しておくことをおすすめします。
「少しのひびだから大丈夫」と自己判断しないことが大切
地震後の外壁で難しいのは、地震による被害なのか、以前からの経年劣化なのかを判断しにくいことです。
また、ひび割れの大きさだけで住宅全体の安全性を判断することもできません。
特に「外壁のひび割れ+基礎のひび割れ」「外壁のひび割れ+窓の開閉不良」など、複数の異常が同時に出ている場合は注意しましょう。
国土交通省も、地震で大きな揺れがあった地域では、そのまま住み続けてよいか一般の方だけで判断することは難しいとして、必要に応じて市町村や専門家へ相談することを案内しています。
まとめ|「うちの外壁は大丈夫?」と思ったら、まずは確認と記録から
地震後に外壁のひび割れやシーリングの切れを見つけても、すべてが大きな被害とは限りません。
しかし、見た目では小さな異常でも、地震によって外壁材が動いていたり、ほかの部分にも影響が出ていたりする可能性があります。
まずは安全な場所から建物を確認し、気になる場所があれば写真に残しましょう。
そして、
- 地震後に新しいひび割れができた
- 外壁材がズレた
- シーリングが切れた
- 窓やドアにも異常が出た
- 基礎にもひび割れがある
といった症状があれば、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
熊本市で「うちの外壁は大丈夫?」と心配な方へ
スターペイント熊本南ショールームでは、熊本市南区・熊本市中央区・熊本市東区・熊本市西区・熊本市北区、宇土市・宇城市・合志市・菊陽町を中心に、地震後の屋根・外壁点検を行っております。
外壁のひび割れ、サイディングのズレ、シーリングの破断、屋根瓦・棟瓦のズレなどを確認し、写真付き診断報告書で現在の状態をわかりやすくご説明します。
「補修が必要なのか」「今すぐ工事をした方がいいのか」「しばらく様子を見てもいいのか」まで、建物の状態を確認したうえでご案内いたします。
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